フォークレンジャーの世界
敵は一体何者?
敵は、「秘密結社.N.D.H」という組織の連中です。
「N.D.H」とは、「No Dream and Hope」を指しており、この世には夢も希望もねえよ、という人たちが集まっています。
彼らは表では大手レコード会社を経営しており、そこから夢も希望もない音楽を世界中に発信し、世界中の人々の夢を奪ってしまおうとしているのです。
他にも、様々な工作をして、人々の夢を奪っています。
そうして、この世に何の思い入れも無い、生ける屍のよーな人々でいっぱいにして、灰色の世界を作ろうとしているのです。
フォークレンジャーはどうやって戦うの?
フォークレンジャーは夢のない歌に対抗して、夢のある歌を歌います。
そうして、襲ってくる敵達を感動させ、改心させるのです。
改心した敵は、体内の邪気を発散させ、純真無垢な心に戻るのだそうです。
でも、演奏の邪魔をするやつはぶっ飛ばします。
だから、歌って殴って戦うのです。
演奏中には、それぞれのソロパートがあり、そこでは、その人特有の必殺技が炸裂します。
一般のヒーローものの、最後の味方全員の力を合わせた攻撃に 相当するものはやはり歌ですが、一般の歌手がライブの最後のこれを歌うとみんな泣いちゃうみたいな曲があるように、フォークレンジャーにもそれがあり、それを歌います。
噂によるとその曲はバラードで、レッドの切ない歌声が、この世の無情さを切々と歌い上げ、それから、まるでゆっくりと冬から春に季節が移り変わるかのように、雪の下に埋もれた木々の芽が、力強く芽を出すかのように、この世にある、希望の光を歌うのだそうです。
それを支える演奏も、とても心にしみ入り、まるで、映画でも見ていたような気持ちになるのだそうです。
また、その歌を聞いている最中はあまりの迫力と感動に見動きがとれず、敵は攻撃不可能の金縛り状態に陥るそうです。
(参考【元.N.D.H.戦闘員 K.Oさんの手記「俺は希望の光を見た」】より)
でもあんまり同じ歌でも感動が薄れるので、定期的に新曲を作ります。